ケヤキの紅葉
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先週末の鎌倉円覚寺境内での1ショット。入口は竹竿が渡されて立入りできない塔頭寺院のひとつの境内をのぞき込むと、本堂裏の空き地が見え、そこに茂るままに放置されたようなコスモスの草むらがあります。隅から隅まで手入れが行き届いている円覚寺の境内とは思えぬ無造作な一角。こういう場所にまた何とコスモスが似合っていることか。帰化植物のコスモスは、繁殖力に物を言わせてちょっとした空き地をあっという間に席巻していきます。そして風に吹かれて揺れる姿はしなやかともしたたかとも言えそうです。山口百恵の「秋桜」に歌われる秋桜の花は、母親とその許から嫁いでいく娘の女の人生の象徴でもありましょうが、なにげなく日だまりに咲くそれは必ずしも可憐で儚げなイメージではない。もっと自由で強くたくましいものがコスモスにはあるように思います。
コスモスの押しよせてゐる厨口 清崎敏郎
こすもすの乱れを少し妬むなり 原 尚子
風つよしそれより強し秋桜 中嶋秀子
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リハビリを兼ねた遠足が続きます。今日は電車とバスを使って少し遠出をと向かった先は調布の神代植物公園。都立の公園は結構通っているつもりですが、ここは10年以上前に一度来たきりではなかったかしらん。ツツジとバラが有名なのですが、私の場合だから足が遠のくわけで。JR三鷹駅からバス30分で着いた時刻がちょうど9:30の開園時間でした。さて、入園料を。え?500円はちと高いぞ。ここには大温室があるから現在温室が建て替え工事中の新宿御苑の200円とは比較できないにしても、夢の島熱帯植物館の250円を足しても割高感あり。植物園全体の整備状況は新宿御苑に大きく劣るし、温室内の熱帯植物は夢の島の足下にも及ばない印象。ここに通うファンは年間パスポート2500円を買って年10回くらい来なければコストパフォーマンス上満足とは言えないのではないかなどと、余計なお世話の計算をしてしまいます。秋のバラもシーズン前で本当に淋しい園内ですが、人が少ないときにのんびり歩くのが当方の楽しみ方ですから、入園料のことを棚に上げればさほど不満とはいえない。特にこの季節の香りの便り、キンモクセイ(写真上)が咲き始めていたのはうれしいことでした。それだけでなく、大温室の横にギンモクセイ(写真中・下)が、こちらはほぼ満開を迎えていました。ギンモクセイの大樹を見るのは私は初めて。キンモクセイに比べて香りは控えめながら、それが満開となると辺りにはなつかしい芳香が漂います。香りに気をよくして、深大寺門から退出。深大寺にお参りしてから門前の蕎麦屋で深大寺蕎麦をいただいて帰ってきました。
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涼しい朝風に誘われてママチャリで葛西臨海公園に。しばらくは自転車に乗れなくなるのでいったん走り納めの意味も込めて。行きの荒川左岸の自転車道は、首都高中央環状線の高架の下で、いい案配に日陰になっていました。夏休み中とはいえ案外閑かな葛西臨海公園。クリスタルビューの前の展望広場にはボランティアの人びとが種をまいたというキバナコスモスが一斉に咲き始めていました。キバナコスモスが咲けば季節は秋。ススキやパンパスグラスの穂もそこかしこに目立ってきています。一方で夏休み中の子供たちや荒川河口で水上バイクを楽しむ人びとにとっては夏本番。いくつもの時間を同居させて矛盾なく包み込む空の色というべきか。空の色?色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是。とはいえ季節の移り変わりという色に溺れて悟りに遠いまま、今しばらくいたいもの。→メインサイト記事
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昨日沼津帰省の際に実家の近所で見つけたタカサゴユリです。香貫山に群生地があり、今回は香貫山には行けなかったのですが、山から風に乗ってやってきた種子が根付いたものかもしれません。台湾原産の帰化種で、タカサゴの名前は日本統治時代に台湾の先住民に高砂族の呼称をつけたのと同根と思われます。ウィキペディアに面白い記述があったので以下引用。『本種はいわゆる連作障害が出やすいと言われ、一時的に根付き拡がっても数年経つと姿を消す場合が多い。種子を多く付け、種子は新たな原野を求めて風に乗って各地に拡がる。種子が辿り着いたその地が伐採などで一時的に明るくなると生育して勢力を拡げ、ときに群生して大きな花を咲かせるも、数年経つとまた他の地へ旅立つように去ってゆく。』
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今日のカレンダーには、仏滅・立秋・鼻の日と並んでいました。午前中のオフタイムに水元公園に。ママチャリをえっちら漕いで1時間。日差しは強いが風が心地よいのは立秋らしいところです。まあ、これから残暑見舞いの季節で暑さも一入になりそうですが。水元公園は恒例のハスとオニバスの花見。ハスははや終わり加減。オニバス(写真中)もあまりに花が少ないのでどうしたことかと受付テントのおじさんに聞くと「今年は不作だった」とのことでした。→メインサイト記事
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下の写真は、昨日の秩父15番札所少林寺の境内で水盤に花を咲かせていたアサザです。絶滅危惧種に指定され、水元公園では残った小さな群落が保護されています。アサザは茎を伸ばして自分と同じ遺伝子の株をつくり成長していくクローン成長というスタイルをとります。そのため遺伝子の多様性が少なく、ある研究者は全国のアサザの群落を丹念に調べた結果遺伝子の異なる個体はわずか61個にすぎないことを確かめたそうです。例えば猪苗代湖で2ヘクタールの水面を覆っているアサザも個体としては1個だけなのだとか。同じ絶滅危惧種であるパンダは個体数が1500、コアラは10万頭もいることと比較して異様に少ない個体数(遺伝子形数)であり、個体数を何とかして増やさないと絶滅は確実といわれているようです。
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今日の珍木奇花シリーズはパッシフロラ・アラタ(下写真・夢の島熱帯植物館)。トケイソウ科トケイソウ属に含まれる多くの種の1つです。トケイソウの名は3つに分かれた雌蕊が時計の時針・分針・秒針になぞらえられることに因むようです。英名のpassion flowerは、受難の花の意で、16世紀にこの花の原産地南米に派遣されたイエズス会の宣教師達が、この花をキリスト受難の象徴として布教に利用したことによるとか。花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、巻きひげは鞭、副冠は茨の冠、5枚の花弁とガクは合わせて10人の使徒といったようですが、布教の教材不足を補うための苦肉の策とはいえ、苦しいなぞらえではあります。
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この写真、どこにでもありそうなアザミの写真のようですが、実は背丈2メートル、葉が50~80センチ、花の直径が15センチ超もあるチョウセンアザミ(アーティチョーク)を下から仰ぎ見るように撮ったものです。ヒマワリの大きさのアザミとでも言ったらいいでしょうか。先週行った夢の島熱帯植物館のハーブガーデンの一角にありました。野生のアザミに品種改良が加えられて巨大化したもので、欧米ではこの若いつぼみを食用にするのだそうです。つまり、これは野菜の一種。ウィキペディアの記事には「食用とするには、まずつぼみをレモンなどと共に茹でるか、蒸す。そして、花及び果実の冠毛になる繊毛を取り除き、蕚状の苞片を外から剥き、苞片基部の肉質部分を歯でしごくように食べ、最後に花托部分を切り分けて食用とする。食用部分はデンプンに富んでおり、食感はイモに似ている。」とあります。こんな見てくれのものを最初に喰う気になった人はどんな人だったのでしょうか。
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今日もまた熱帯の花の話です。三大○○というのは何処にでも何にでもありそうなものですが、沖縄には三大名花があるとか。1つは県花でもあるデイゴ。他の2つはオウゴチョウ(黄胡蝶:写真上)とサンタンカ(山丹花:写真下)で、2つとも先日の夢の島熱帯植物館の「みごろの花たち」の仲間でした。オウゴチョウはマメ科で、一目でマメ科とわかる羽状複葉とマンジュシャゲのようなピンピン張った雄しべが特徴。サンタンカはアカネ科で十字形の花がボール状に咲くのが特徴です。丹の字は丹頂鶴の丹で赤色を示しますから、サンタンカは「山の赤花」というほどの意味かと思ったら、あに図らんや原産地の中国南部にある山丹山という山に因む名前とか。
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昨日の夢の島熱帯植物館では、ハイビスカスフェスタというのをやっていました(下写真)。ウィキペディアによれば、ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称で一般的にはブッソウゲを指すことが多いとあります。とすれば総称としてのハイビスカスは今頃路傍にたくさん咲いているムクゲも含むことになりそうですが、馬に喰われた木槿とハイビスカスのイメージはつながりません。ちなみにムクゲは大韓民国の国花。ハイビスカスはハワイの州花。ハワイのレイに香りをつけるのがプルメリアなら色を添えるのがハイビスカスです。ブッソウゲは仏桑花、扶桑花と書き、中国南部原産で沖縄に多く、沖縄では単に赤花ともいうようです。また、沖縄南部では後生花と呼ばれ、死人の後生の幸福を願って墓地に植栽する習慣があるとか。次の句はそのような習慣を知れば味わいが増します。
仏桑花濡れ墓かわく夕立晴 山口青邨
妹が居やことにまつかき仏桑花 篠原鳳作
家よりも墓ひろびろと仏桑花 深見けん二
島人の血はかくも濃し仏桑花 青柳志解樹
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午前中に雨が上がり、昼食後には空が明るくなってきたのでママチャリでひとっ走り、と言っても40分ほどの行程で砂町の夢の島熱帯植物館に出かけます。梅雨時の日本は亜熱帯の気候だから、そんなときにわざわざ熱帯植物館に出かけなくてもいいようなものですが、景気づけを兼ねて原色の花を見に行こうというわけ。熱帯植物館の温室は、現在は外気との気温差なし。温室の内外ともに熱帯ということです。今までこの温室をのぞくのは冬が多かったのですが、花の数は夏のほうが断然多い。熱帯の不可思議な花が元気よく咲いていました(写真上:フウリンブッソウゲ)。ABC3つの温室をいつものように行ったり来たりしながら40分ほどかけてゆっくり見学します。温室を出て螺旋階段でホールに下りると、そこでは松尾佳奈さん(チェロ)と田口尚美さん(ピアノ)によるチェロコンサートを開催中(写真下)。30席ほどの座席の後のほうに座って聴かせてもらいます。2人とも音大の大学院生のようですが、ブラームスのチェロソナタやピアソラのリベルタンゴなど、なかなか聴かせてくれました。美形の若い演奏家という花までも堪能して熱帯植物館を後にしました。→メインサイト記事
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近所の中学校の生垣にクチナシの花が咲きました(写真上)。学名には「ジャスミンのような」という名前がついており、鼻を近づけるといい香り。私はジャスミンよりもっと深く良い香りだと思います。渡哲也の「くちなしの花」がはやった頃には、その花の色も形も香りも知らなかった私ですが、「くちなし」という語感に何か美しい恋人にそぐわない印象というか違和感をもっていたことを思い出します。多分「口無し」あるいは「朽ちなし」という少し不気味な言葉の連想のせいでしょう。実際、熟しても割れない実の形の特徴から「くちなし」の名があるという説もあるようです。クチナシは咲き始めは清楚な純白ですが、すぐに黄ばんでやや見苦しくなります(写真下:先日親水公園で撮影)。そのため、
今朝咲きしくちなしの又白きこと 星野立子
というような句も生まれます。
上下の写真の花の形が違っています。下の6弁の花が原種で、上の八重咲きのものはバラに似せられて作られた園芸種のようです。
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久しぶりに青空が広がり、風が心地よい日でした。朝風があまりに気持ちよいのでデジカメをもって近所を一回り。その時撮った下の写真は自宅のハマヒサカキ。濡れたようにツヤめく葉の色と質感はまさに照葉樹です。照葉樹林はいくつかの類型をもち、ハマヒサカキは海岸型照葉樹林というタイプを構成する照葉樹の仲間に入るようです。他の仲間は、ウバメガシ、トベラ、シャリンバイ、マサキなどで、海岸によく見られる低木のグループです。故郷の沼津アルプスには、この海岸型照葉樹林が多く、珍しいウバメガシの純林も見られます。これに対して、伊豆西海岸の山林などに見られる照葉樹林は、タブ型照葉樹林。タブやクスノキなどが中心となり、大木がうっそうと生い茂る大きな森を作ります。日本の稲作文化はこのタブ型照葉樹林の多い地方から発達したといわれ、日本の原風景ともいえる森です。
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先日、学校の庭で撮ったクスノキの花です。直径6mm。花弁が3枚あるように見えますが、3枚が花弁で残りの3枚が萼なのだとか。ただ、花弁と萼の識別は難しいそうです?ウウム。おしべは12本あるそうですが、この写真では確認できません。さらに、内側のおしべ3本の基部には濃黄色をした腺体があり・・・無理無理。クスノキは樹高が高いので、地上高く咲いているこんな小さな花に人びとが注目する機会はめったにありません。私もそうでした。クスノキ科の樹木には精油成分を含んで芳香を持つものが多いようです。クスノキ、シナモン、ゲッケイジュ、クロモジ、ローズウッドなどなど。香りがストレス性の頭痛をとめるのに効果ありといいます。虫除けに使われる樟脳の原料として大規模に栽培された時代もあったようですが、同じ虫でもアオスジアゲハの幼虫はクスノキの葉を好んで食べるのだとか。そのため、クスノキが植えられていることの多い神社周辺などにはアオスジアゲハが多く生育していることが多いといいます。 クスノキは佐賀県の県花。花言葉はそのものズバリ「芳香」。
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今日は端午の節句&立夏。「夏は来ぬ」に「♪卯の花の匂う垣根に~」と歌われる卯の花はウツギのことだそうです。ただ、ウツギの花には香りはないので、この「匂う」は花が美しく照り映えるさま。「朝日に匂う山桜花」と同じ用法。私としては同じウツギでも遠い仲間のバイカウツギであってくれたら芳香が匂うことになってうれしいところです。隣家のTさんの玄関先に大きな鉢に植えられた人の背丈以上のバイカウツギの株があり、今まさによい香りを放っているところ。雨でも夜でもそれとわかります。夏の到来は視覚以外の五感と気配で察するものか。
プラタナス夜も緑なる夏は来ぬ 石田波郷
山々に闇充満し夏に入る 飯田龍太
下写真は昨日行った皇居東御苑のバイカウツギ。
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午後から向島百花園に初夏の花見に。キショウブだけでなく早咲きのショウブも咲いていたのは端午の節句に向けての園の計らいでしょうか。向島百花園から墨堤通り、見番通りと経由して清澄通りを南下、清澄庭園へ。清澄庭園は花の乏しい時期ですが、池の中にアオサギがいて、見物客をものともせず悠々とエサの小魚をねらっています。さらに葛西橋通りを東に向かい、木場公園から仙台堀川公園に。木場公園はポピーの花壇が見事。仙台堀川公園では、ミカンの花が咲いていい香り。初夏の花見だけでなく、ジャスミン、バイカウツギ、ミカンと、初夏の香りを楽しみながらのポタとなりました。下写真は向島百花園。→メインサイト記事
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今週日曜の荒川ロングポタでナノハナと一緒に咲いていたムラサキハナナ(下写真)。この花にたくさんの別名があることを知りました。
①ムラサキハナナ(紫花菜)紫色の花の菜の花。
②オオアラセイトウ(大紫羅欄花)漢字と読みの関係は不明。牧野富太郎の命名。アラセイトウはストック。
③ショカツサイ(諸葛菜)諸葛孔明が広めた?
④シキンソウ(紫金草)中国の南京紫金山から日本に種がもたらされたことから。
⑤ハナダイコン(花大根)大根の花に似ているから?実は同名別種の植物があるらしい。
中国原産のこの花が日本にもたらされたのは江戸時代。1930年代以降、国内で園芸種が野生化するかたちで広まったようです。帰化植物らしく生命力に富み、短時間のうちに全国を席巻してしまったようです。
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大学に行ったついでに元荒川のサクラの開花状況をチェックします。北越谷小学校付近では、3~4本に1本ぐらいの割合で数輪の花を咲かせている状態。ここ元荒川両岸のソメイヨシノは昭和31年に地元商工会の手で植樹されたものといいます。樹齢50年強で比較的新しいわけですが、ソメイヨシノはヤマザクラやエドヒガンと違って寿命が短く、寿命60年説というのもあるぐらいですから、それが本当だとすればここのサクラはもう最盛期かそれを越した時期を迎えていることになります。千鳥ヶ淵のソメイヨシノも同じような樹齢。日本のサクラの名所は、それがソメイヨシノである限り似たような状況で、10年以内に世代交代の危機を迎えることになるのかもしれません。
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そろそろ東京のサクラも開花かと、都心部のサクラ名所を偵察に出かけます。蔵前橋通りから浅草通りを通って隅田公園に。桜橋を渡って隅田川の両岸を流します。こちらのソメイヨシノはまだかたい蕾で見た限りではまだ一輪の開花もなし。浅草通りに戻って上野公園。ここでは咲き始めた木がいくつか。上野桜木町を通って谷中墓地に。ここにも開花しているものが2~3本。言問通りから本郷通りに出、東富坂を下って白山通りをちょっと走り、外堀通りから市ヶ谷見附を経て外堀公園。ここでは幹から咲き出した数輪を発見。そして靖国通りから靖国神社。咲き始めた標本木の周りはカメラの砲列(のような放列)でした。新装なった千鳥ヶ淵公園を自転車を押して歩き、靖国通りに戻っていつもの道を帰宅。帰ってからニュースを見れば、東京のサクラの開花宣言が昼前に出たというので、靖国神社のカメラマンの皆さんは証拠の瞬間に立ち会えたということになるでしょう。2~3日中に多くの木が咲き始め、咲き始めから1週間で満開です。写真上は靖国神社の標本木の周り。写真下は外堀公園のサクラ。
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近所に買い物に出かけた帰り。近くの団地の庭に咲いたウメを見ていたらメジロが花から花へ飛び移りながらさかんに蜜を吸っている光景に出会いました。あわててコンデジを取り出して何枚かズームで撮ったものの、ご覧の通りのピンぼけ。望遠では手ぶれ防止機構も限界です。ただピンぼけ写真でも目のまわりが名前の通り白いのがわかります。最近まで私はこの鳥がウグイスだとばかり思っていました。梅に鶯というのは幼少時に花札で目にして以来、パターン化した図柄として私のイメージに定着し、この時期梅の花の蜜を吸う鶯色の鳥は間違いなくウグイスだと思っていたのです。実際はウグイスは鶯色ではなく褐色の羽色をしていて、警戒心が強いために滅多に人の前に姿を現すことはなく、しかも虫が好物で花の蜜はあまり吸わないそうです。だから、花札の梅に鶯の図に描かれた鳥はウグイスである確率は低く、実景として存在するのは梅にメジロのはずと複数のサイトに説明されていました。ウグイスの美声と梅の花は季節的にも確かによい取り合わせですが、そうした想像上の光景が早春の典型的なシーンの一つとして誤解されつつ定着していったということでしょうか。自然は芸術を模倣する・・・か。
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朝、キャンパスのケヤキの大木の下は落ち葉がいっぱいで地面が見えないくらいでしたが、昼過ぎにはすっかり片づけられていました。でも雨が降った明日の朝はまた同じようになっているのでしょう。ケヤキと掃除スタッフの皆さんの根比べがしばらく続きます。
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午前中日比谷での仕事のあと、午後の品川のアポまで2時間ほどの空き時間ができました。空は久しぶりの秋晴れ。浜離宮庭園をのぞいてみることにします。券売所で先に並んでいるのは、それぞれ数名の外人さん2組。窓口でシニア割引の切符を買うのにパスポートが必要かと聞いていて、窓口のおばさんが手を振ってノーノーと言っているのをみた仲間がYou look old enough!とか言って笑っています。以前はこんなに外人さんは多くなかったような気がします。おそらく汐留にハイクオリティのシティ・ホテルがいくつもできたせいでしょう。浜離宮庭園は、それらのホテルの借景になっているのです。
名物のキバナコスモスはもう終わり加減です。それでも汐留のビルを背景にした花畑はなかなか見事。ヒガンバナやハギが見頃でした。
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今日の東京の最高気温は20℃を切ったようです。明日はさらに下がるらしい。秋本番といってもよさそうですが、まだ足りないものがひとつあります。それはキンモクセイの香り。ヒガンバナとセットで季節の節目を告げてくれる花の香りが、今年はまだ。
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鎌倉と言っても自宅からゆるゆる自転車を漕いで20分、葛飾区鎌倉にある小さな野草園です。900㎡というから30メートル四方しかない勘定。沿革はよくわかりませんが、篤志家の私庭が区に提供されたものだと思います。入場無料。久しぶりに自転車に乗る時間ができたので、ここに午後のポタリングに向かいました。夏の花は終わって、秋の花は未だといったタイミングなのか、花は期待したほど多くはありませんでした。それでも、結構咲いており、人間はいない代わりに蝶やトンボで賑わっておりました。ヤブ蚊の襲来に短パンから露出した足をパンパン叩きながら30分ほど粘った後、高砂橋を渡って中川右岸サイクリングロードを辿って自宅に帰館。距離14km、2時間ほどのミニミニポタでした。下の写真は鎌倉野草園にいたクロイトトンボ。→メインサイト公開済み
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これは先日の後立山山行の針ノ木岳~爺ヶ岳の稜線にたくさん咲いていた花。Iさん持参の図鑑でヒメコゴメクサと同定していましたが、下記の記事によるとどうもミヤマコゴメクサのようです。
<以下「百花稜乱」より転載>
小さくて写真屋泣かせの花だと思っていたら、和名も白く小さな花の形状を米粒に見立てたことに由来するそうです。イネ科やカヤツリグサ科の植物に半寄生する一年草。
ところでコゴメグサの仲間は非常に変異や中間型が多く同定が難しいと言われています。ただ地域的な棲み分けが見られるため、南アルプスや八ヶ岳ではコバノコゴメグサ、北アルプスではミヤマコゴメグサであることが多いとのこと。
茎や葉、萼の腺毛や葉縁の形で区別するそうですが、近づいて目を懲らして見てみると、小さな花の中に黄色と紫の模様があることに気が付きます。地味な外見に似合わず、意外にお洒落なチャームポイントに、この花の印象も随分変わったのではないでしょうか。
<以上転載了>
上の写真は、今回(2008年8月15日)撮影のもの。下の写真は2006年9月に白馬鑓ヶ岳からの下山途中に撮ったものです。
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先日の後立山蓮華岳で見たコマクサです。砂礫地に他の高山植物と混じることなく咲くピンクの花。花の名(駒草)は、花の形が馬の顔に似ていることに因みます。その色と形のあでやかさから高山植物の女王とも呼ばれます。
<以下「百花稜乱」より転載>
ところが女王のイメージとは裏腹にコマクサは高山植物の中でも先駆植物として、何も生育していない厳しい環境の土地に最初に根づく植物として重要な役割を担っているのです。その土地の養分が豊かになると、やがて他の植物に譲り、別の土地に移転しなければならない過酷な運命を背負っているのです。女王には女王の孤高な生き方があるということでしょうか。このような厳しい環境に耐えていけるのも、細いしなやかな根が地中に深くもぐり、地上部からは考えられないほど広くのびているからなのです。コマクサは葉柄や花茎のかなりの部分も砂礫に埋まっており、地下部は地上部の五倍以上の長さに達していると言われています。
種から花が咲くまでにおよそ7~8年、花が終わり果実が熟す頃には花茎も枯れ、高山に冬の到来を告げる風が吹くとコマクサの花茎は根元からポキッと折れます。風のまにまに砂礫地を転がっていくとき、種子がばらまかれ、再び馬面の女王の新たな挑戦が始まります。
<以上転載了>
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ゲリラ豪雨とかもあるものの、よい天気が続きます。今日は朝5時半に自宅を出て、水元公園にハスの花見。途中の江戸川右岸のサイクリングロードはジョガー、ウォーカー、サイクリストがてんでに真夏早朝の涼しい風に吹かれています。水元公園のハスはこの高温続きで早終わり加減か。7時開園のオニバス池で驚いたのは、2つある池の片方は水面が広がっているだけで何もないこと。係の人に「向こうの池は今年は休みですか?」と聞いたら、のんきな調子で「ゼ・ツ・メ・ツ」ですと返ってきました。もう片方の池には例年並みにゴジラのうろこ(?)が広がって花も咲いているので、確かにここのオニバスが全部消えたわけではないけれど、こうなってみると本当に絶滅してしまうのも時間の問題ではないかと心配になってきます。オニバスの葉(下写真)は、見た目には小憎らしいほど精力感に満ちていますが、実際には微妙な自然のバランスの中でかろうじて生き延びているのでしょう。→メインサイト公開済み
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校門近くに咲くオニユリ。これも盛夏にふさわしい花といえるでしょう。岩手県遠野で見たオニユリ、阿蘇山麓で見たオニユリ、静岡県の田貫湖で見たオニユリ、ほかに沼津の香貫山で見たタカサゴユリ、伊豆戸田の海岸で見たスカシユリ、北アルプス白馬鑓で見たクルマユリ、それに先日房総の亀山湖で見たヤマユリと、夏の風景にユリの取り合わせはずいぶん見てきました。いつか見たいと思いながら果たせないのは南会津南郷村(現南会津町)のヒメサユリ。ピンクのユリとは俗っぽい感じもしますが、ピンクのミツバツツジは嫌いではないんだし。そのヒメサユリ、今年もあっという間に花期が終わってしまったようです。ウィキペディアの「ユリ」の項の記事に『幕末にシーボルトが日本のユリの球根を持ち帰り、復活祭に用いられるイースター・リリーとして大流行すると、球根は近代日本の絹に次ぐ二番目の主要輸出品として外貨を獲得した。そしていわば逆輸入されるかたちで明治末に鑑賞花として流行した。』とありました。へえそうだったのか。ユリの鑑賞はバタ臭い趣味とみなされていたわけです。
俳句歳時記から拾ってみると
谷風や花百合そむきまむきして 山口青邨
起ち上る風の百合あり草の中 松本たかし
草山に浮き沈みつつ風の百合 々
見おぼえの山百合けふは風雨かな 星野立子
百合の蘂みなりんりんとふるへけり 川端茅舎
と、風を詠んだものが多いようです。切り花でも庭木でもない、自然の中で風に吹かれるユリが題材になっています。
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朝、元荒川土手でキバナコスモスとヤブカンゾウが並んで咲いているのを見ました。色は同じ黄橙(きだいだい)色。12色環では青色と対角の位置にあり、青の補色対比ということは極めて暑苦しい色ということ。今日も暑い1日でした。
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午前中は品川、午後一番は日比谷で仕事があって昼食の時間が大幅にずれたのをいいことに、日比谷公園の松本楼で昼食をとります。せっかくだから20分ほど待って屋外のテラスでランチプレートを頼みました。大きなイチョウの幹がすぐそこに見えて、森の中で弁当を広げている気分になれます。
餌付けをしているのか、テラスにはスズメが2羽、3羽。テラスをちゅんちゅん歩いてパイプ椅子の背もたれの上に乗り、小さく頭を振ってあたりを見回してから私のテーブルに登壇、ケンケンをするようにテーブルを横断して隣のテーブルに乗り移りました。横の広場では介護労働に携わる人達の集会をやっていて、ときどき「頑張るぞお」というシュプレヒコールが聞こえてきますが、スズメ君は意に介さず。ひょっとしてあのような低い音は聞こえていないのか。
食事を終えて仕事に戻る途中、湿気の多い陰気な公園の一角にドクダミが群れ咲いています。クローズアップを撮ろうと近づくと薬っぽい臭い。悪臭という人もいるようですが、多くの効能を持つ薬草という頭があるためか、私はそんなに悪い臭いとは思いません。花も地味といえば地味ですが、曇天のもと暗がりに咲く白い花はきれいで印象的ですらあります。子細にみると、葉も赤紫色の縁取りがついてシックな装い。
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朝から清々しく晴れ上がりました。空気が乾燥して風が心地よい(今日の東京の最低湿度は10%で、5月としては記録的に低い数値だったそうです)。連休前の週間予報では3日から5日までが晴、6日が曇りだったのに、実際はその正反対の空模様。これも春の天気の当てにならないところでしょうか。昨日まで遊び呆けていましたから、今日は家事の日。
ところで、数日前から庭先でプルメリアのような甘い香りがしています。鉢植えのキンカンに花が咲いたのです。まさに風薫る五月。最初の年はイモムシに若葉を全部食べられ、昨年は花も咲かなければ当然実もつかず、植え替えもせずに放置されていたのに初めて花が咲いたのでした。小さな鉢植えに鈴なりに花がついていますから、このまま結実するとは思えませんが、放置していた私達に小さな反省を促す出来事でした。
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松浦隆康さんの「静かなる尾根歩き」をガイドに奥多摩の初級バリエーションルートを歩き始めています。今日向かった先は、奥多摩の大岳山(標高1266m)。北側の海沢探勝路から井戸沢尾根を登ってトバノ岩山に突き上げ、大岳山、鍋割山ときて鍋割山の北に続く鍋割尾根を下ってJR鳩ノ巣駅に下るコースです。井戸沢尾根では予想通り誰にも会わず、咲き始めたミツバツツジやゴヨウツツジを愛でながらの花見山行となりました。大岳山の山頂は例によって賑わっていましたが、鍋割山から先はまた静かな山道。曇りで大岳山から鍋割山の間では少し雨にも降られたものの、ガスがまく山道も幻想的で悪くない。ガイドブック通りの静かなる尾根歩きを堪能しました。下の写真は井戸沢尾根のトウゴクミツバツツジ。→メインサイト公開済み
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花のかたちが筒のようだからツツジというのを、躑躅とはまた何と難しい字をあてたものか。昨年のNHKの大河ドラマ風林火山に甲斐武田氏の居城、躑躅ヶ崎館がたびたび登場したのでイメージで読むことはできますが書くことはできません。もともと中国で動物が足ぶみしてもがき、うずくまってしまうさまを躑躅(てきちょく)といい、毒性のあるツツジを羊が誤って食べたところこうした様子をみせたところからツツジに躑躅の字をあてるようになり、それが日本でも踏襲されるようになったとさるサイトには解説されていました。
自宅近くで咲き始めたヒラドツツジのピンクの花の株の中に白い花が2~3輪あるのが目立っていたので写真に撮ったものです。
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街路樹のハナミズキの花が咲き始めました。北米原産のこの花は、ミズキ科ヤマボウシ属の花で日本の山に咲くヤマボウシに似ているところからアメリカヤマボウシともいわれます。1912年に当時の東京市がアメリカのワシントンDCにソメイヨシノ3000本を送ったお返しに送られてきたのが始まりとか。ワシントンDCのポトマック河畔のサクラは有名ですが、一度見てみたいものです。さて、ハナミズキの花びらのように見えるのは萼です。ピンクや白のこれが日に透けて見えるのはとてもきれい。この季節の私の好きな光景の1つです。調べていて今日4月23日の誕生花がハナミズキだということを初めて知りました。正しい季節感と言うべきでしょう。花言葉は「私の思いを受けてください」。
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今日は雨。気温も下がって朝がた出かけるときは息が白くなりました(後で知ったことには、最高気温が昨日の20℃から10度も下がったとのこと)。湿ってひんやりした空気は山のものです。駅まで歩くうちに匂いも山の中にいるようだと思えてきて辺りを見回すと・・・。あった。匂いのもとを発見。ドウダンツツジの花です。白い小さなベルとみずみずしい新緑の葉。ドウダンツツジというと、思わず「言語道断」の四字熟語を思い浮かべてしまうのは、オヤジギャクに毒された哀しい性癖というべきですが、ドウダンツツジが漢字で書くと「満天星」なのは実はよくわからなかった。それが今初めてわかります。この円形の株にみっしり咲いた白い花は、確かにマイクロ・コスモスといっても間違いない。
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サクラの花が散る様子は、それが一ひらふたひらの頃であっても大団円の花吹雪の頃であっても、花弁が一枚ずつ風に舞いながら落ちていくのが「らしい」かたちといえます。ところが、このごろはそうでもなくて花弁がそろったまま萼ごと落ちているのをよく見かけるようになりました。今年の東京のサクラは台風並みの風雨に見舞われて一気に落花が進んだので特にそれが目立ったのかもしれませんが、同じことが今朝の新聞コラム(日経朝刊の春秋欄)にもふれられていました。
花弁がそろったまま萼ごとぼたりと落ちることで知られているのはツバキです。首から落ちることを連想させるので病気見舞いの花としてはタブーであったり、落馬を連想させることから競走馬の名前につけられることがないなど、あまりよいイメージではありません。どういう理由で「サクラのツバキ化」が進んでいるのか、あるいは実はそれは錯覚に過ぎないのかはわかりませんが、サクラは萼ごとぽたりと落ちてはほしくないものです。下写真はツバキの落花風景(市川市里見公園2008年3月)。
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