美術

2009年6月 6日 (土)

佐藤美術館

雨が上がって空が明るくなった午後、千駄ヶ谷の佐藤美術館の企画展「山と森の風景」に出かけます。新聞で案内を見て展覧会を知ったもの。新宿御苑の隣地にこんな美術館があること自体知りませんでした。展示されている日本画は十数点と少ないのですが、ポスターにもなっている岩澤重夫「瀧聲花信」(ろうせいかしん?)が圧巻でした。ちょうど今頃の新緑が雨に煙る中、滝音轟く傍らに合歓の花という絵。育英事業を主とする財団の美術館で常設展示はないようですが、御苑を尋ねたついでに寄ってみるのも悪くないかと。ちなみに今日は前記の企画展のラス前の日だったにもかかわらず、訪れたときには私と妻の他には他の見学者はいませんでした。

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2008年5月24日 (土)

薬師寺展

3月の奈良旅行で薬師寺に行った際に金堂で観られたのは、薬師三尊像のうち本尊薬師如来さまだけでした。左右の脇侍の月光(がっこう)菩薩、日光菩薩は、「東京の展覧会に行かれてます」とのことだったのですが、その展覧会がこの東京国立博物館の薬師寺展です。妻ときっと混むだろうから平日を狙って行こうと言っていたのが、先送りするうちに展示期間もあと2週間。2人で思い切って行ってみたものの、やはり入場の待ち時間が1時間と大変な人気です。今回の展示は、両菩薩とも光背を外してあるので360度の角度から観られるのがミソ。それに加えて正面に2メートルほどの高さのバルコニーをしつらえてあって、これも薬師寺で実際に観られるのとは違う視点が提供されています。一緒に展示されている聖観音菩薩立像も光背を外してあり、こちらのほうは3月の薬師寺でも観ることができたのですが、光背のあるなしで全く違う印象だなあと感じました。光背を外すことによって腰や肩や背中に表現されている力動感を観賞してもらおうという趣旨なのでしょう。その趣旨どおりの見方をこちらもして、よいものを観ることができたと思いますが、これは美術品の見方ではあっても仏像の見方ではないのでしょうね。少なくとも聖観音像については、あの薬師寺東院堂で仰ぎ見たお姿のほうがよほどこちらの心に迫るものがあったように思います。

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